THERMAL CRISIS

わたしの棺桶に誰を入れるかを考える日々

映画:スチームボーイ

f:id:yuatari:20171004225557j:plain

 

あらすじ

ある日、レイの元に祖父ロイドからスチームボールと呼ばれる蒸気を使った発明品が届く。同時に正体不明の男たちに襲われるレイ。ところがこの男たちに連れて行かれた先には、レイの父エディがいた・・・・・・。

movies.yahoo.co.jp

今回の見どころ

 

超絶怒涛の破壊シーンである。

 

大友克洋といえば、「AKIRA」が有名。今作は製作期間が9年というとんでもない歳月を掛けた大作で、総作画枚数は18万枚。2004年のアニメ映画ながらも、そのぬるぬるとした動きと繊細且つ大胆な動きはまさにアニメーションの爆弾

 

この作品自体は脚本がバッシングされていて、映像だけで評価されているといっても過言ではない。でも、僕はこの作品が好きです。「AKIRA」もそうですが、巨大人工物が崩壊するシーンは綺麗で、某漫画作品においては大友克洋大ファンの作者がキャラの台詞を使って「爆発は芸術」とまで言っているほど。

 

さらに見どころ

主人公が何かと敵対していて、やっつけるといった勧善懲悪のストーリーではなく、ただ始まってそして終わるという脚本があまり評価されていないのですが、現実的な描写といえます。

 

舞台は19世紀の英国、ロンドン。戦争のために武器と兵器を作り、それで利益を得ることに何ら疑問を抱かない少女がヒロインなのですが、主人公や主人公の祖父は科学者として、その先の悲劇を予見し、科学の正しい付き合い方を模索します。これは現実社会における重大なテーマでもあり、まさに道徳的な疑問を投げかけるものとなっています。そういう意味では、年齢を問わないアニメ映画ではないでしょうか。

 

誰かにそう言われたからこういうのではなく、自分の目で判断しろという、主人公の祖父の言葉通り、主人公はちゃんと現実を見据えます。こういった判断を、人々は全員ができるかどうかがわかりません。あくまで機械を使うのは人間の判断だという警鐘映画とも言えるでしょうね。

 

また、映像にいたってはセル画とCGをうまく使った自然なアニメーションとなっていて、先述の通り細かな動きが圧巻。破壊シーンはストレス発散にぴったり😉

 

さらに、エンドロールでは本編のその後の画像が流れており…続編を思わせる内容が重厚にある。それもまるでスパイダーマンなどのアメコミキャラのような立ち位置で活躍する場面ばかり。だがまだ続編の情報はない。

 

スチームボーイはどこで観れる?